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56行目: | 56行目: | ||
のように入力します.要素は実数や複素数,後述の変数(数式)でも構いません.また,要素の区切りはスペース以外にカンマ(, )でも大丈夫です.行列はベクトルをセミコロン(; )で改行しながら入力するというイメージです. | のように入力します.要素は実数や複素数,後述の変数(数式)でも構いません.また,要素の区切りはスペース以外にカンマ(, )でも大丈夫です.行列はベクトルをセミコロン(; )で改行しながら入力するというイメージです. | ||
== 変数 == | === 変数 === | ||
Octave上では,実数,複素数,行列,ベクトルの区別なく変数に格納することができます.変数名は英文字で始まる英数字の文字列で,大文字小文字の区別をします. | Octave上では,実数,複素数,行列,ベクトルの区別なく変数に格納することができます.変数名は英文字で始まる英数字の文字列で,大文字小文字の区別をします. | ||
115行目: | 115行目: | ||
== 行列・ベクトルの操作 == | === 行列・ベクトルの操作 === | ||
=== 要素,行,列,小行列の取り出し === | ==== 要素,行,列,小行列の取り出し ==== | ||
行列およびベクトル内の特定の要素を取り出すには,変数名とカッコを用いて次のようにします. | 行列およびベクトル内の特定の要素を取り出すには,変数名とカッコを用いて次のようにします. | ||
138行目: | 138行目: | ||
=== 行列の結合 === | ==== 行列の結合 ==== | ||
複数の行列やベクトルをまとめて一つの行列にすることができます.ただし,対応する行数や列数は合わせておく必要があります. | 複数の行列やベクトルをまとめて一つの行列にすることができます.ただし,対応する行数や列数は合わせておく必要があります. | ||
150行目: | 150行目: | ||
4 8 | 4 8 | ||
=== 転置行列 === | ==== 転置行列 ==== | ||
行列やベクトルの転置はシングルコーテーション(' )を使います. | 行列やベクトルの転置はシングルコーテーション(' )を使います. | ||
159行目: | 159行目: | ||
2 4 | 2 4 | ||
=== 特定の数列からなるベクトルの作成 === | ==== 特定の数列からなるベクトルの作成 ==== | ||
Octaveの関数では,シミュレーションの時間軸やボード線図の周波数軸などをベクトルで与えることになります.そのときは,以下の関数を用いると便利です. | Octaveの関数では,シミュレーションの時間軸やボード線図の周波数軸などをベクトルで与えることになります.そのときは,以下の関数を用いると便利です. | ||
174行目: | 174行目: | ||
== 数値表示のフォーマット == | === 数値表示のフォーマット === | ||
演算結果や変数の内容を表示する桁数を指定できます.標準では5桁の数値で表示されます.これでは桁数がすくなすぎるとか,指数表示をしてもらいたい時はコマンドformatを使います. | 演算結果や変数の内容を表示する桁数を指定できます.標準では5桁の数値で表示されます.これでは桁数がすくなすぎるとか,指数表示をしてもらいたい時はコマンドformatを使います. |