「TeX編」の版間の差分

提供:東海大学 コンピュータ応用工学科 稲葉研究室Wiki
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= 輪講資料などで節番号や数式番号を元文献に合わせたいとき =
== 輪講資料などで節番号や数式番号を元文献に合わせたいとき ==
== 節番号を合わせる(番号の初期値を変える) ==
=== 節番号を合わせる(番号の初期値を変える) ===
\begin{document}以降に書く.すると,下記の場合は3節から始まる.
\begin{document}以降に書く.すると,下記の場合は3節から始まる.
  \setcounter{section}{2}
  \setcounter{section}{2}
== 数式番号のフォーマットを合わせる ==
=== 数式番号のフォーマットを合わせる ===
\begin{document}の前に書く.ただし,この場合は節番号を合わせることもしておかないと,数式番号は変わらない.以下は,(節番号.式番号)のようなフォーマットに変更する例である.
\begin{document}の前に書く.ただし,この場合は節番号を合わせることもしておかないと,数式番号は変わらない.以下は,(節番号.式番号)のようなフォーマットに変更する例である.
  \renewcommand{\theequation}{
  \renewcommand{\theequation}{
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= 2段組の文書中で横長の表や図をぶち抜きで入れたい時 =
== 2段組の文書中で横長の表や図をぶち抜きで入れたい時 ==
== 表のとき ==
=== 表のとき ===
  \begin{table= }[t]
  \begin{table*}[t]
   \begin{tabular}{ccc}
   \begin{tabular}{ccc}
   \end{tabular}
   \end{tabular}
  \end{table= }
  \end{table*}


== 図のとき ==
=== 図のとき ===
  \begin{figure= }[t]
  \begin{figure*}[t]
   \begin{center}
   \begin{center}
   \includegraphics{fig.eps}
   \includegraphics{fig.eps}
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   \label{}
   \label{}
   \end{center}
   \end{center}
  \end{figure= }
  \end{figure*}


== [b]を指定したい場合は ==
=== [b]を指定したい場合は ===
  \usepackage{nidanfloat}
  \usepackage{nidanfloat}
を宣言.(参考[[http://ota-pc.ice.uec.ac.jp/~kiyotake/seikatsunochie.html#twocolumn:http://ota-pc.ice.uec.ac.jp/~kiyotake/seikatsunochie.html#twocolumn]])
を宣言.(参考[[http://ota-pc.ice.uec.ac.jp/~kiyotake/seikatsunochie.html#twocolumn:http://ota-pc.ice.uec.ac.jp/~kiyotake/seikatsunochie.html#twocolumn]])


= 表のサイズや位置を直したい時 =
== 表のサイズや位置を直したい時 ==
== サイズを小さくしたいとき ==
=== サイズを小さくしたいとき ===
  \begin{table}[ht]
  \begin{table}[ht]
   \begin{center}
   \begin{center}
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上記の位置に\smallなり\scriptsizeを指定する.
上記の位置に\smallなり\scriptsizeを指定する.


== 位置調整したいとき == \begin{table}[ht]
=== 位置調整したいとき ===
\begin{table}[ht]
   \begin{center}
   \begin{center}
   \hspace= {-2em}              % ←ここ!
   \hspace*{-2em}              % ←ここ!
   \begin{tabular}{ccc}
   \begin{tabular}{ccc}
   == == =
   ****
   \end{tabular}
   \end{tabular}
   \end{center}
   \end{center}
  \end{table}
  \end{table}
例えば,上記のように,上記の場所に\hspace= {**} と書いてあげれば,それに従って表が動きます.ポイントは\hspace* という風にアスタリスクをつけることです.
例えば,上記のように,上記の場所に\hspace* {**} と書いてあげれば,それに従って表が動きます.ポイントは\hspace* という風にアスタリスクをつけることです.


(参考[[http://koko15.hus.osaka-u.ac.jp/~taco/hiki/KokoWaza/?c=search;key=LaTeX]])
== 数式や記号など ==  
 
=== ラプラス変換やフーリエ変換の記号を出すには? ===
 
= 数式や記号など =  
== ラプラス変換やフーリエ変換の記号を出すには? ==
筆記体のLを出せばよい.
筆記体のLを出せばよい.
  {\cal L}
  {\mathcal L}


こんな感じ &mimetex({\cal L}); に表示される.逆変換なら
こんな感じ <math>\mathcal L</math>に表示される.逆変換なら
  {\cal L}^{-1}
  {\mathcal L}^{-1}
とすれば, &mimetex({\cal L}^{-1}); となる
とすれば, <math>{\mathcal L}^{-1}</math> となる.


フーリエ変換なら
フーリエ変換なら
  {\cal F}
  {\mathcal F}


こんな感じ &mimetex({\cal F}); に表示される
こんな感じ <math>{\mathcal F}</math> に表示される.


 
== maketitleで日付を入れたくない場合 ==
= maketitleで日付を入れたくない場合 =
maketitleの前に
maketitleの前に


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と入れると消える。
と入れると消える。


= octaveのグラフを縮小してTeXにはりこむとフォントが小さく,線も細すぎる. =
== Octaveのグラフを縮小してTeXにはりこむとフォントが小さく,線も細すぎる. ==
[[octave編]]のページ参照のこと.
[[Octave編]]のページ参照のこと.




= デフォルトだと余白が大きくて紙がもったいない.余白を直接指定したい. =
== デフォルトだと余白が大きくて紙がもったいない.余白を直接指定したい. ==
geometryパッケージを用いると簡単である.
geometryパッケージを用いると簡単である.
プリアンブルで
プリアンブルで
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なお,pLaTeX2e 新ドキュメントクラス(jsarticleなど)を使う時は,単位をtruecmのようにtrueをつけること.
なお,pLaTeX2e 新ドキュメントクラス(jsarticleなど)を使う時は,単位をtruecmのようにtrueをつけること.
そうしないと,指定より1.2倍大きくなります.
そうしないと,指定より1.2倍大きくなります.
== 漢字コードがSJISのファイルをUTF-8に変換したい ==
研究室のMacにはnkfがインストールされているので,
nkf -w --overwrite *.tex
で変換できる.
nkfがインストールされていない場合は,homebrewでインストールする.

2017年3月21日 (火) 07:38時点における最新版

輪講資料などで節番号や数式番号を元文献に合わせたいとき

節番号を合わせる(番号の初期値を変える)

\begin{document}以降に書く.すると,下記の場合は3節から始まる.

\setcounter{section}{2}

数式番号のフォーマットを合わせる

\begin{document}の前に書く.ただし,この場合は節番号を合わせることもしておかないと,数式番号は変わらない.以下は,(節番号.式番号)のようなフォーマットに変更する例である.

\renewcommand{\theequation}{
\thesection.\arabic{equation}}

図の時は、

\renewcommand{\thefigure}{
\thesection.\arabic{figure}}


2段組の文書中で横長の表や図をぶち抜きで入れたい時

表のとき

\begin{table*}[t]
 \begin{tabular}{ccc}
 \end{tabular}
\end{table*}

図のとき

\begin{figure*}[t]
 \begin{center}
  \includegraphics{fig.eps}
  \caption{キャプション}
  \label{}
 \end{center}
\end{figure*}

[b]を指定したい場合は

\usepackage{nidanfloat}

を宣言.(参考[[1]])

表のサイズや位置を直したい時

サイズを小さくしたいとき

\begin{table}[ht]
 \begin{center}
  \small                 % ←ここ!
   \begin{tabular}{ccc}
   *****
  \end{tabular}
 \end{center}
\end{table}

上記の位置に\smallなり\scriptsizeを指定する.

位置調整したいとき

\begin{table}[ht]
 \begin{center}
  \hspace*{-2em}              % ←ここ!
  \begin{tabular}{ccc}
  **** 
  \end{tabular}
 \end{center}
\end{table}

例えば,上記のように,上記の場所に\hspace* {**} と書いてあげれば,それに従って表が動きます.ポイントは\hspace* という風にアスタリスクをつけることです.

数式や記号など

ラプラス変換やフーリエ変換の記号を出すには?

筆記体のLを出せばよい.

{\mathcal L}

こんな感じ に表示される.逆変換なら

{\mathcal L}^{-1}

とすれば, となる.

フーリエ変換なら

{\mathcal F}

こんな感じ に表示される.

maketitleで日付を入れたくない場合

maketitleの前に

\date{}

と入れると消える。

Octaveのグラフを縮小してTeXにはりこむとフォントが小さく,線も細すぎる.

Octave編のページ参照のこと.


デフォルトだと余白が大きくて紙がもったいない.余白を直接指定したい.

geometryパッケージを用いると簡単である. プリアンブルで

\usepackage[top=2cm, bottom=2cm, left=2cm, right=2cm]{geometry}

のように指定すれば良い. なお,pLaTeX2e 新ドキュメントクラス(jsarticleなど)を使う時は,単位をtruecmのようにtrueをつけること. そうしないと,指定より1.2倍大きくなります.

漢字コードがSJISのファイルをUTF-8に変換したい

研究室のMacにはnkfがインストールされているので,

nkf -w --overwrite *.tex

で変換できる. nkfがインストールされていない場合は,homebrewでインストールする.